失業給付についての相談/例-1

出産を機に退職しました。育児が一段落したら働きたいと思っています。退職後、しばらくしてからハローワークで求職活動した場合、求職活動中に失業給付は受けられますか。その場合、子どもを預けるところの証明書を提出しないと求職活動中と認められないと聞いたのですが本当ですか。また、前の会社が雇用保険に加入してなかった場合はどうなりますか。
一定の手続をすることによって給付を受けられることがあります。
失業給付を受けられる期間は、原則として退職後1年間です。ただし、出産、育児、あるいは本人の病気、ケガ等の理由で引き続き30日以上働くことができなくなった場合には、30日を経過した日から1ヵ月以内にハローワークで受給期間の延長という手続きをとれば、1年間という期間を最大4年に延長することもできます。
この期間のうちで、失業していると認められた日に失業給付が支給されます。失業と認められる条件は「労働の意思及び能力がある」かどうかということで判断され、具体的には、積極的に就職活動を行っているか、いつでも就職できる能力があるかなどによって判断することになります。子どもを預けるところの証明書を提出しないと積極的に就職活動を行っている等と認められないかについては、法律でそのような証明書の提出を定めているわけではないので、それがないからというだけで労働の意思及び能力がないと判断されることはありません。総合的に判断するときの1つの判断材料と思われます。
雇用保険に加入していなかった人は、原則として失業給付を受けられません。ただ、前の会社で雇用保険の加入資格があったのであれば、加入の申請日からさかのぼって2年間は加入が可能です。
例えば、2005年8月1日に加入の申請をするとして、仮に2001年8月1日に入社して加入資格があったとしても、2003年8月1日の加入となります。失業給付を受けるためには、週30時間以上勤務していた人の場合、退職日を基準にそこから1年間遡り、その期間の中で勤務して賃金を受けた月が6ヶ月以上あれることが必要です。ここの1年間というのも出産、育児、あるいは本人の病気、ケガ等の理由で引き続き30日以上賃金を受けられなかった場合があれば、最大4年間まで延長することができます。この場合の給付額は、加入期間が2年間ということに対応したものとなります。
あなたの場合、まずハローワークで自分が雇用保険の加入資格があることを主張してください。認められればハローワークが会社の方に加入手続きを促します。そしてあなたはもう退職していますから、加入と同時に退職(資格喪失)の手続きを会社が行います。それをもってあなたがハローワークに行き、受給期間の延長の手続きをおこないます。なお、雇用保険料の自己負担分については、会社を通じて納付しなければなりません。