失業給付についての相談/例-1
- 会社は長い間雇用保険に入っていませんでした。組合ができて2年前 に加入しました。私は勤続7年目です。何かの理由で失業した時、失業給付は90 日間しか受けられないのですか。
- 自己都合では90日で同じですが、会社都合なら違ってきます。
- 雇用保険は、1週間に30時間以上勤務する従業員であれば、パート、アルバイト等の名称の如何によらず、働き始めた日から加入しなくてはなりません。しかし、雇用保険の加入の時効は2年なので、7年前にさかのぼって加入するのは、現実的には難しいです。
給付日数ですが、自己都合の場合は、勤続7年で失業しても2年で失業しても90日間です。しかし、倒産や解雇の会社都合となると7年の場合が年齢に応じて120日から240日、2年の場合が90日から180日となります。また、3年後に勤続10年となって失業した場合は自己都合でも120日になります。
区分 | 被保険者であった期間 | ||||
---|---|---|---|---|---|
1年未満 | 1年以上5年未満 | 5年以上10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 | |
全年齢 |
区分 | 被保険者であった期間 | ||||
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1年未満 | 1年以上 5年未満 | 5年以上 10年未満 | 10年以上 20年未満 | 20年以上 | |
30歳未満 | 90日 | 90日 | 120日 | 180日 | |
30歳以上45歳未満 | 90日 | 180日 | 210日 | 240日 | |
35歳以上45歳未満 | 240日 | 270日 | |||
45歳以上60歳未満 | 180日 | 240日 | 270日 | 330日 | |
60歳以上65歳未満 | 150日 | 180日 | 210日 | 240日 |
給付日数がかわるときは、差額を会社に出してもらうよう交渉してはどうでしょうか。